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2017-08-21

一人で映像制作する人は必読!「ビデオグラファーの制作術」レビュー

「ビデオグラファーの制作術」のイメージ画像

 

自分の趣味に「読書」ってのが一つあるんすよ。「知らんがな」って話だろうけど(笑)ま、何が面白いかって、精神衛生上効果があると勝手に思っとります。なんかモヤっとした事とかあっても、好きな小説を読んだりしてると、なぜかスッキリとした気分になってたり(笑)

 

ちょいちょい、新しい本も読んだりするんですけど、一度読んだ本をもう一度読んでみたりするのも面白いっすね。小説だったら伊坂幸太郎さんの作品が大好きで、同じ本何回も読んだりしてるな。特にチルドレンとサブマリンのストーリーが好きかな。あ、砂漠とかも好き。割と全部好きやなー(笑)伊坂さんの胸が熱くなる展開の虜になってます。。ただ映画はちょい微妙な印象。。笑

 

あ、本題からいきなりズレたな。。笑

今回ご紹介したい本の「ビデオグラファーの制作術」ってのは、出版された2015年に購入して一度読んでるんですけど、最近また読み直して「あー。この本は自分みたいなワンマンオペレーターには最高の教本やな」と思ったんで、今回チョイとレビューしたいと思った次第です。

 

ちなみに、こういう本には精神衛生上の効果はあんまりないと思う(笑)やっぱり、そう言うのは好きな小説に限りますわ。。笑

 

 

著者の「岸本康さん」って誰だ?

私は基本的に自分一人で映像制作をしている。構想から撮影、編集までを全て一人で行なうことで、表現したいことがダイレクトに伝わる。もちろん一人では難しい部分は手伝ってもらうが、他の人に依頼する場合でも、全てのパートを自分でできると言う事が重要だと考えている。

「ビデオグラファーの制作術」 岸本康 著

 

前書きでこんな一文が記されてて、テンション上がったなー。なんせ、恐れ多いけど自分と同じようなスタンスで仕事をされてる方だから。こりゃー勉強になりますって感じっす。

 

制作された映像をいくつか拝見させてもらったけど、ドキュメンタリー映像とかPR動画とかを多く手がけられてるらしい。作品を見ても、今時のトランジション多めの疾走感のある映像とかじゃなくて、被写体の持つ存在感やポテンシャルを、無理なく自然に引き出すような映像を作られてる。シンプルに「あ、いいな。凄い美しい。」って思ってしまった。

 

特に、この本でも題材にされてるけど「つむぎの思想 −志村ふくみの世界」は見てて、入り込んでしまった。約20分の長尺映像やけど、一人の技術師の仕事を見事なまでに美しく表現されてて、気がつけば映像が終わってた。BGMは、音楽ではなく、その場所で収録したであろう日常の音ってのがニクい。無駄な味付けはなく、素材の味で勝負してるって感じかなー。めっちゃいい。。。

 

 

使用機材を紹介してくれる

「ビデオグラファーの制作術」のイメージ画像

 

映像制作をしてる人なら、誰もが気になるのが「どんな機材を使っているのか?」って所だと思う。俺はめっちゃ気になるタイプ。笑

 

で。この本では撮影で使う機材を「何故この機材を使うのか?」って感じで、結構詳しく解説してくれてる。いやー有難い。紹介してくれる機材のジャンルは以下の7点。

 

・カメラ(ビデオカメラ/デジイチ)

・レンズ

・三脚

・照明機材

・マイク(ガンマイク/ピンマイク/音声レコーダー)

・外部モニター

・特機(ジンバルなど)

 

この7点を、著者の経験から解説してくれるから、かなりタメになると思うな。ちなみに、一番気になる「使用カメラ」は2015年の時点では「Sony PMW200」と「Lumix  GH4」らしい。自分もLumixユーザーだから、結構参考にさせてもらいやした。ありがたや。

 

一人で制作する上での「大切にすべきポイント」

さらには、ワンマンオペレーターならではの「大切にすべきポイント」も教えてくれる。一人で制作するのって、意外と気にかけるポイントが多いんすよね。一人だから、見落としたら誰もカバーしてくれへんし。。泣

 

まぁザックリと紹介すると。例えば「どんなマインドセットで撮影に入ればいいのか」、「撮影の際に、気をつけるべきポイントは何か」とか。
他にもワンマンオペレーター以外でも役に立つ「インタビュー撮影の時には何を大事にするべきなのか」、「ライティングは?」などなど。現場で役立つ情報を惜しげも無く教えてくれてる。

 

自分の経験と照らし合わせてみると、より理解が深まるから、撮影のことで悩んだり、壁にぶつかったりしたら、もう一度読んでみてもいいかも。それか大事な撮影の前とかに、おさらいの意味で目を通したりするのもアリかな。

 

現場でのウラ話

「ビデオグラファーの制作術」のイメージ画像

 

個人的に何より興味深かったのが、岸本さんが実際の現場でどのように撮影したのかという「撮影のウラ側」を話してくれた所かな。

 

・概要

・撮影にあたって

・撮影機材

 

この3点を軸に話してくれてる。

 

うん。面白い。笑

 

例えば、さっき紹介した「つむぎの思想 −志村ふくみの世界」についても、紹介してくれてる。撮影する上で何を大事にしたのか。どのような工程で撮影したのか。どんな機材をどのように使用したのか。など、かなーり興味深い内容が明記されてるから、自分の制作においてもヒントになる事も多いと思う。

 

ちなみに、どんな映像なのかも、URLやらアップされてるサイトを表記してくれてるからチェックしながら見たら面白いと思うな。あ、この演出にはこんなウラ側があったとは。。。って感じで。笑

 

さいごに

この他にも「編集機材、ソフトは何を使ってるのか」とか「ファイルの管理方法」とかも、色々とタメになりそうな事に触れてるから、ワンマンオペレーターの映像作家はとりあえず買ってみてもいいと思う。約2200円とそんなに高くないし。

 

まぁ十人十色で、やり方やスタイルはそれぞれあると思うけど、長年映像業界の一線で戦ってきた人の意見というのは聞いておいて損はないと思うな。その上で、自分なりに制作を続けていくってのが大切だと思う。そうすれば、自分なりのスタイルってのが確立されていくはず。自分も絶賛挑戦中っす!

 

Amazon.co.jp: ビデオグラファーの制作術 eBook: 岸本 康: Kindleストア
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岸本康さんのWEBサイト

Ufer! Art Documentary
現代美術に関する映像について様々な制作を行います

 





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