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2017-01-30

たった一言で始まった、短編映画「追 -Tsui-」制作のウラ話

short film「追 -Tsui-」の画像

 

「おい、今度一緒にShort Film撮ろうぜ」

 

この言葉をアイツにかけたのは、去年の年末やった。

俺が人生で最初に撮影したShort Filmの「Signal」をFacebookでアイツが見てくれて、「めっちゃええやん!!」って言うてくれたのが嬉しくて、勢いでその言葉をかけた感じ。

 

ヤツの名は、今回の「追」を一緒に監督したフランス人で、名前は「Daniel」。

パッと見は、有名コメディ映画の「ミスタービーン」か、シルベスタースタローンとローワンアトキンソンを足してシルベスタースタローンを引いたみたいな奴。

 

 

映画鑑賞が趣味な男で、映画を見た本数で言うたら、俺の10倍以上見てるやろうし、元々カメラを趣味でやってるから、機材の知識も高い。多分俺よりも。

 

んで、

全部終わってから知ったんやけど、Danielの少年時代の夢は「映画監督」やったらしい。

それを聞いて納得したのが、コイツの行動力の速さ。笑

 

東京在住のDanielは、共同制作が決まった後、

スカイプでシナリオ決めて、気がつけば1月中旬には大阪入りしてた。

 

「こ、こいつ。マジやないかい。。」

 

勢いで「やろうぜ」って言った俺は、

気がつけば勢いに押されてた。笑

 

で。まぁほぼ半透明みたいな状況で話が始まったんだけど、実際に大阪入りして、具体的に話を進めていけば「このシナリオでは無理やな。時間ない。」って事に気づいて、二人して焦ると言う見通しの甘さを露呈。笑

 

Danielの大阪滞在可能期間が1月いっぱいって事を軽視しすぎてた感じ。

しかも、俺だけじゃなくDanielも。笑

 

で。

撮影可能なシナリオと段取りを強引に組んだのが、

撮影予定日の3日前やったかな。笑

 

「どういうテーマで制作するのか。」

「何を伝えたいのか。」

「その為には何が必要か。」

 

を二人でイチから、

たまには揉めながら話を進めて、

完成したテーマが「大都会の孤独」

 

追いかけても追いつかない

追いかけてたつもりが追われてる

 

ってシナリオを軸に制作する事に。

 

で。完成したのが「追 -Tsui-」

 

 

俺自身、センサーサイズの違う二台のカメラでの撮影が初めてやった事と、

現場でのコミュニケーション不足を露呈してしまってる部分もあるけど。笑

 

まぁこれも学び。

 

逆に試してみたい事も試せたし、

かなり有意義な制作活動になりやした。

 

センサーサイズの違うカメラ2台以上で撮影する時に気をつけるべき事とかの実践的な部分だけじゃなく、クリエイターとアーティストの違いを、前回のSignalの時よりもさらに身を持って知ることができた事が一番の収穫。

 

クリエイターの仕事は、ニーズに答えることが正義。

アーティストは、ニーズではなく自分の表現したいようにする仕事。

 

って俺は解釈してる。

 

どっちも難しく奥が深く。

繋がってる感覚もあり、隔たりもある感覚がある。

 

楽しいだけやったら、やっていけへん。誇り高い仕事だと思う。

 

Danielの小さい頃の夢だった「映画監督になる」ってのを、

ほんの少しやけど叶った事を喜んでくれたのが嬉しかったな。 

 

ノリやったけど声かけてよかった。

ほんまに泣ける撮影やった。

 

監督を共にしたDaniel。

貴重な休みを返上してまで、演じてくれたマユコさん。

心からありがとう。

 

 





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