「ただ純粋に楽しむ」子ども達が教えてくれた、大切なこと
どうも門井はじめです。突然ですけど「長島愛生園」って知ってますか?
僕も実際に行くことが決まるまで、知らなかったんですけど岡山県にある『元ハンセン病患者さん達が住まわれてる島』なんです。この情報は、今回の記事にはそこまで深く関わることはないんですけど、一応情報として知っておいてください。笑
▼長島愛生園
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/hansen/aiseien/index.html
で。2017年末に、その「長島愛生園」が主催するイベントに訳あって参加させてもらうことになったんです。(個人的に所属してるコミュニティのイベントとして参加してきました。)
イベント内容は、
・落語
・手品
・ワークショップ(ドロッピングアート)
・LIVE
という4つの演し物を「見たり、体験したり」しながら食事するという内容でした。
その下の太字の「ワークショップ、LIVE」の2つを、所属してるコミュニティが提供する事になったので、写真撮影することになったという流れでお邪魔させていただきました。
(当初は映像の方を撮らせてもらおうと思っていたんですが、未だに差別や偏見の目があり「入所者さんたちが不安に思わせたくない」という理由で今回は断念する事になりました。写真撮影の方も、基本的に入所者さん達のお顔は写さないという条件で承諾していただきました。)
当日は、入所者さんと演者だけじゃなく、愛生園に深く関係を持たれてる人や、その子ども達が参加していて、思っていたよりも賑やかな空間になりました。個人的にも撮影だけじゃなく、一参加者としても楽しませてもらいました。
撮影の話に移せば、ワークショップとLIVEは、どちらとも気持ちよく撮影させてもらったんですが、中でも印象に残ってるのが、子どもたちが純粋にドロッピングアートを楽しんでるその姿。
ドロッピングアートっていうのは、真っ白な紙に、思い思いに絵の具を垂らし、ストローで息を吹きかけて、自分のオリジナルな作品を作り出す。ものすごいシンプルな作り方だけど、筆を使って描くのとはまた違う、独特の雰囲気があって面白いんですよね。まさに息がかかった作品。
それに向かう子ども達の表情には驚いたな。
ふっと息を吹きかけて、思いがけない方向に絵の具が飛び散ったり。絵の具の量が多くて、あんまり動いてくれなかったり。赤にしようか、黄色にしようかって悩んだり。人の作品を見て、ちょっと参考にしてみたり。ワークショップを担当してくれてるお姉さんに褒められて喜んだり。
ただ純粋に。目の前の作品作りに集中してるんですよね。
すごいワクワクした顔しやがるんですよね。こいつら。
僕は「こんな純粋な表情をして、映像作ったり写真撮ったりをしてるんだろうか」って少し思ってしまった。
キレイゴトなんか大嫌いだけど「子は宝」って言葉の意味が少し分かった気がする。
「あぁそういうことか」って。
純粋に楽しむことって大事ですね。僕はバカな大人だから、うっかり忘れてしまいがちだけど「あぁ楽しいな」って思った、その瞬間の気持ちは大事にしたい。ギュッと握り続けることはできないけど、ポケットの中には入れときたいなって思ったな。ガラじゃないですけど(笑)
あ、ちなみに今回の撮影でメインで使用した機材は「Lumix GH5」と「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60 / F2.8-4.0 ASPH / POWER O.I.S」ってレンズです。
マイクロフォーサーズ規格の「標準ズームレンズ」での中でも一番低いF値を設定できるレンズなんです。フルサイズとかと違って、マイクロフォーサーズは少しボケにくいから、これくらい明るいレンズじゃないとつまらないんですよね。それに、このレンズは個人的にもスゴイ好きな描写をするから、かなり気に入って使ってます。
またこのレンズの記事も書こうかな。
あ、子ども達の撮影の許可などは、しっかりと親御さん達にいただいておりますので悪しからず。笑
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