【徹底検証】Final Cut Pro XからPremiere Pro CCに乗り換えた事による3つのメリット
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こんにちは。
最近、長くお世話になってたApple社の「Final Cut Pro X」から、Adobe社の「Premiere Pro CC」に乗り換えたんです。
実は、そこに到るまでは色々な葛藤があたんですよね。。。
やっぱり、Final Cutにはかなり愛着あったし。。。
なんか浮気するみたいだし。。。
だが、しかし!
結局は、ある3つの事 が理由でPremiere Proに乗り換えました!その理由を、今回はじっくり話していきたいと思います。
カラーグレーディングをより細かく設定する事ができる
ぶっちゃけコレが一番の理由でした。
Final Cut Pro Xって実はカラーグレーディング(以下カラグレ)に関しては、正直イマイチなんですよね。
で、Final Cut Pro Xユーザーが、その代用品として、よくカラグレに用いるツールが「Davinci Risolve」ってアプリなんですけど。ただ、コレが個人的には使いにくかった。。スタイリッシュでUIもかなりカッコいいんだけど、なんか感覚的に取っ付きにくかったんです。。
個人的には、こういう『感覚的に』ってのが、割と重要な要素だと思ってます。やっぱり相棒との相性は良くないと。
「Davinci Resolve」って、人間でいう所の「外見カッコよくて、頭もスゲー良い奴なんやけど、話す内容理解しにくい」ってイメージで、個人的にはなんか取っ付きにくかった感じです。
で。色々と調べてみると「Premiere Pro」なら、割とガッツリ細かい所までカラグレできるらしいという情報を仕入れたから、速攻で体験版をダウンロードして使ってみたら、もう全然違いました。笑
こんな感じです。どうですか?お馴染みの「ベクトルスコープ」やら「カーブ」とかも常備されてます。
もちろん「シャドウ」「ミッドトーン」「ハイライト」の調整のコントロールも完備。これでコントラストの調整もバッチリです。
しかも、僕みたいなカラグレ初心者にはありがたいプリセットも用意されてる周到さ。(「Lumitriカラー」→「クリエイティブ」→「Look」から選択可能)
優しさに泣けてきます。。。
これだけでも「Premiere Pro」に乗り換える価値ありますよね。ただ、、残念な事が一つだけ。同じAdobeが出してるカラグレ専用ツール「Speed Grade」ってのもあって、これならDavinci Resolveレベルにより細かく編集できるらしいけど、「Dynamic Link」できなくなってるんですよね。
「Dynamic Link」って何かって言うと、例えば「Premiere Pro」で編集しながら、アニメーションを加えたくなったとしたら、「After Effects」(同Adobe社製)に連携して、そのまま編集できるって機能です。これはリンクさせる同士が同じバージョンじゃないと出来ないらしいので、現時点(2017年5月時点)では「Speed Grade」との連携は出来なくなっているらしいです。
「Typekit」でフォントをダウンロード
Final Cut Pro Xを使ってた時に、個人的に悩んでいたのが「フォント」の種類です。
Final Cut Pro Xにも、かなりの数のフォントが入ってるんだけど、日本語のフォントに関しては、種類が少なすぎて結構悩んでたんです。
でも、Adobe Creative Cloudのフォトプラン以外と契約した場合「Typekit」ってフォントをダウンロードできるサービスも付いてくるんです。
「フォトプラン以外」なので、何れにしても、Premiere Proと契約した人は「Typekit」も標準装備です。
これは、めちゃくちゃ有難いでしょ!「字幕」やら「タイトル」を入れる時の悩みが解決されます。
他のAdobe製品との連携の強さ
さっきは「Speed Grade」の件で愚痴りましたが、それでも他のバージョンの製品との連携は抜群です。
映像クリエイターにとって、必須のアニメーション制作ソフトの「After Effects」へのDynamic Linkはもちろん、「Photoshop」「Illustrator」との互換性も抜群なんで、よりスムーズに映像制作できるってのがかなり有難いですね。
おそらくこのポイントが、映像クリエイターにとっての一番の推しポイントじゃないかな。
さいごに
映像クリエイターにとって、かなりボリューミーな恩恵がある事を分かっていただけましたか?
ちなみに、自分が契約したのは「Adobe Creative Cloudのコンプリートプラン」なので、月額約5000円くらいですね。
これを安いと思うのか、高いと思うのかは人それぞれだけど、個人的には超オススメです!!
映像制作の幅がかなーり広がった気がします。楽しさ二倍です。
興味のある人は、まずは体験版から試してみましょう。