【Tastyなどの料理動画で話題】俯瞰撮影の方法とは?
SNS上での動画マーケティングが、企業や店舗の経営の主軸の1つとなっている昨今。ひときわ注目を浴びてる動画が「料理の俯瞰動画」だと思います。
FacebookなどのSNSを利用してる人は、一度は目にしたことがあるはず。
有名どころで言えば、海外だったら「Tasty」や「Tastemade」で、日本だったら「DELISH KITCHEN」とかが、主にメインのコンテンツとしてその「俯瞰動画」を取り入れてます。
「ぼーっと」Facebookとかを見てて、急にこんな感じの調理動画が始まれば、続きが気になって見てしまうっていう、人間の興味喚起を上手く突いてるんですよね。特に自動再生のあるSNSではかなり効果を発揮する動画ですね。
で。この「俯瞰動画」をどうやって撮影するのか?
・手持ちで撮れば、手ブレがひどいし。
・三脚に取り付けるにしても、どうすればいいか分からない。
単純に「上から撮る」ってだけなんだけど、いくつかのポイントを抑えてないと撮れたもんじゃないんすよね。
だから、今回は。
1 機材の準備
2 実際の現場での使用例
という、2つポイントを軸に話していきたいと思う。
機材の準備
「カメラ」と「三脚」を準備
まずは「カメラ」を用意しましょう。
カメラはクオリティの面を考えると「一眼レフ」や「ミラーレス一眼」などが理想だけど、そこまでクオリティを求めてないなら、iPhoneとかのスマホでもある程度のモノは撮影できるのでまぁ問題はないかと。(スマホで撮影する場合は別にスマホ用の三脚ホルダーが必要です。)
次に「三脚」を用意。
これは安く手に入るものでもいいんだけど、できれば3kgを超えるものが理想。軽い三脚を使ってたらバランスを取ったりするので苦労するのと、耐久性の面で事故などの不安があるからなるべく避けた方がいいかな。
「スライディングアーム」と「自由雲台」を準備
「スライディングアーム」ってなんだ?って思った人が多数だと思うんだけど、この機材は俯瞰撮影専用の機材だと言えるくらいに必須のアイテムなんです。
ただ「スライディングアーム」やら「マルチアングルユニット」やら、会社によって呼び名が違うから注意してください。まぁ延長アーム的なニュアンスとしては、どこの会社も同じです。(統一したらええのに。笑)
ちなみに、自分はこのSLIK社のスライディングアームⅡを愛用しています。結構しっかりとした作りで、軽くて持ち運びも楽なんでオススメですよ。
それを準備できたら、三脚の雲台に取り付ける。
こんな感じで取り付ける事ができます。
もし重量のバランスがうまく取れそうにないんやったら、後ろのフックにカバンなどの重しをぶら下げる事で安定させる事ができるから安心です。
あとは、その先端に「自由雲台」を取り付ける事で、手ブレのない安定感のある『俯瞰撮影』が可能になります。撮影の準備はこれくらいですね。
実際の現場での使用例
実は、先日遊びで作った「Can badge making vol.1」(自分が運営するコミュニティの活動記録映像)でも、一部この撮影方法を採用していたので、その撮影の現場を例に詳しく話していきたいと思います。
この動画の約0分38秒のこのシーンを見てください。
このワンカットの為にその撮影方法を使用したんです。実は。
これはその撮影の前に、友達と打ち合わせしてる写真です。この写真で、「レフ板」を持ってる人がいますよね。実はこの「俯瞰撮影」においての、一番の天敵は「カメラの影」なんです。
俯瞰撮影においての最後の壁です。
これを消す為には、ライティングをして影を飛ばす必要があります。
その主な方法は、
1、「ライト」を横から照らし影を飛ばす
2、日差しを横から当てて影を飛ばす
3、日差しやライトの光を利用して「レフ板」で影を飛ばす
この3つのライティングで対応するのがお決まりかなと。現場現場でその都度適切な対応取る必要があるんです。
ちなみに、上の画像のシーンでは、打ち合わせの結果「レフ板」を使用しなくても、部屋に日差しが良い感じに入ってくれていたから、結果的に「2」のライティングを採用しました。
最後に
以上の事を準備し意識して撮影すれば、「Tasty」や「Tastemade」にも負けない俯瞰動画を撮影する事ができるので、是非参考にしてください。