シュチュエーションで変わる「外部マイク」の種類と選び方
映像制作において「音声」ってかなーり重要なんです。自分みたいにワンマンで撮影する場合においても超重要です。今回は前回のブログで書いたような「BGM」とは違った「現場の音声」を収録する方です。
まぁ場合によっては、MVとかPR動画とかでも必要ないパターンもあるんですけど、インタビュー撮影やら、ドキュメンタリー撮影やらで、実際の音声を動画内で使用する事も多々あるんで「外部マイク」って絶対に必要なんですよ。
カメラの内蔵マイクだったら、周りの雑音も込みで収録してしまうから、キレイな音声の収録ってのは割と難しいんですよね。スマホで撮った動画も音声悪いでしょ?そんな感じです。笑
なので今回はシュチュエーション別で『使える』外部マイクの種類と選び方を紹介しようと思います。
ついでに自分が使ってるマイクも紹介します。
インタビュー撮影におけるマイクの選び方
対象が一人で”がっつり”インタビューする場合
お店の紹介動画とか、サービスの説明の動画とかで、対象が一人に対して「がっつり」とインタビュー撮影する場合は「ワイヤレスマイクロフォン」がオススメ。俗に言うピンマイクってやつですね。
ガンマイクとかでも良いんですけど、「指向制マイク」は向けた方向の音声を拾う特徴があるので、シュチュエーションによってはイマイチやったりするかな。エアコンの音とかも普通に拾っちゃうんですよね。ここは機材のタイプやレベルによりますね。
僕も過去に実際、お店のPR動画の撮影の時に「お店の名前」が掲げられた場所をバックに撮影しましょうってなって。その真裏でエアコンかヒーターの音がブンブン鳴ってたんです(笑) その時にワイヤレスマイクロフォンに切り替えて撮影出来たから、問題なく撮影出来たんで良かったんですけど、忘れてたらちょっとヤバかったと思います(笑)
もちろんワイヤレスマイクロフォンでも、周辺の雑音も少しは入るんですけどやっぱり全然違います。編集で綺麗さっぱり消せるレベルだから、安心して撮影に集中できる。もちろん、安っぽいのはNGだけど。笑
ちなみに自分が使用してる機材は「UWP-D11」ってSONYが出してるモデルです。この「UWP-D11」は、映像クリエイター御用達のプロ機材なんで超使えるんです。間違いないです。設定もワンプッシュで出来るし、拾う音声もキレイで高品質だからミスなく使える。値段はそこそこするけど、プロ品質のクオリティを目指すなら間違いない機材ですよ。オススメです。
「街頭インタビュー」などの、数人相手にインタビューする場合
これはもう間違いなく「ガンマイク」に限ります。ワイヤレスマイクロフォンは、設定と装着に多少時間がかかるし、毎回装着してもらったりしてたら、やっぱり面倒なので、凡庸性の高い「ガンマイク」がオススメですね。
ガンマイクは「指向制マイク」なので、周りの騒音がソコソコうるさくても、しっかりと音声をキャッチ出来るからかなり使えます。カメラの内蔵マイクとかだったら、まず出来ない芸当ですね。街頭インタビューとかなら、周囲のノイズや騒音は確実に入るけど、ノイズキャンセラーをしっかりと装備されたガンマイクとかなら、音声の邪魔をするような事はないです。
自分が使用してるガンマイクは「RODE Video Mic Pro」です。このガンマイクは、デジタル一眼で撮影する事を前提に設計されてるから、ワンマンでの撮影でもかなり使いやすいんですよ。撮影環境によって「dB」を変更して、理想的な音声を収録出来たり、音割れもほとんどしないから理想的な機材です。ちなみに、本末転倒かもしれないけど、エアコンの音とかのローエンドなノイズも設定次第で割と抑えてくれるから、これ一本で結構戦えちゃいます(笑)
ただし、このマイクは9V電池駆動なんで、ちょっとだけ面倒臭いです(笑)
イベント撮影やドキュメンタリー撮影に向いたマイクの選び方
これも間違いなく「ガンマイク」です。どんだけ「ガンマイク」出てくんのって話なんですけど、かなり凡庸性高すぎるんすよ。ガンマイクは。
イベント撮影でもドキュメンタリー撮影でも、シュチュエーションにもよるけど、人が話してる所を撮るシーンが多かったり、現場の状況の移り変わりが激しいので、ガンマイクで収録するのがベストですね。映画を自主制作する場合とかでも使えると思います。
ワンマン撮影でも、チームで撮影する場合でも、ガンマイクを使用するシーンが比較的多いと思うので、ここはケチらずに良い製品を選んだ方が良いですよ。僕の持ってるRODEのマイクとか、SHUREのマイクとかは値段の割にクオリティがかなり高いんでオススメっす。あとモノラルで収録できるマイクがベストですね。ステレオ収録のマイクは編集の時に色々面倒臭い”らしい”ので。笑
まとめ
ワイヤレスマイクロフォン(ピンマイク)
・インタビュー撮影
ガンマイク
・インタビュー撮影
・イベント撮影
・ドキュメンタリー撮影
まとめると、こんな感じですかね。自分の経験上、こんな感じの勢力図になるかなと。他にも「環境音」を撮ったりする時に使える機材があったりするんですけど、この辺はあんまり使った事がないんで、ノータッチとします。今の所、縁がないので、あまり無責任な事は言えへんので。導入次第レビューします(笑)
あ、機材を買うときの小技なんすけど、Youtubeで実際に使用してる動画とか見れるんで、それを見てから判断するんがオススメです。購入ミスは絶対に避けましょう。笑