【カメラ・レンズの管理方法】湿気対策と簡単な手入れの方法とは?
カメラとレンズの管理って、意外と適当に考えがちなんですよね。
先日、某映像制作会社の人と話す機会があって、その事務所の方に行ってきたんですよ。もちろん映像の話がメインで。基本、機材の話やら撮影方法など、情報交換もろもろ色々とお話しさせてもらいました。その中で、個人的に「マジか・・・」と思ったのがコレなんです。
僕「カメラの管理どうしてます?」
スタッフさん「いや、普通にこの棚に置いてますよ。」
僕「え?」
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こんな感じで、カメラ機材の管理って意外と軽視されてると知ってびっくり。プロの映像制作会社でもこんな感じな場合もあるんですね。笑
春秋冬の時期は、よほどのことがない限りは大丈夫だろうけど、夏の梅雨の時期とかはマジでシャレにならん事になる可能性があるんで気をつけてください。油断大敵ですよ。しっかりと管理しないと泣くことなりますよ。
ということで今回は、
・湿気対策
・簡単な手入れの方法
この2点について話していきたいと思います。
湿気対策はこの2択
さてさて。まずはこの話から。
カメラやレンズにとって、一番の天敵がコイツ。
湿気
先日お邪魔させてもらった映像制作会社もこの「湿気」を軽視してたんですよ。夏の梅雨時とかは「カビの侵食」でカメラが食われてお陀仏なんて話も、耳にするので万全の対策が必要です。
ちなみにカメラにとって理想の湿度は、40℃〜50℃と言われてるので、この数値で管理したい所。
で。基本的にカメラの湿気対策といえば「ドライボックス」か「防湿庫」の二択になります。これを自分の経験から検証していきたいと思う。
安く済ましたいなら「ドライボックス」だが・・・
カメラの湿度対策の一つが「ドライボックス」。趣味でカメラやってる人や、アマチュアカメラマンはこのドライボックスで管理してる人も多いみたい。
このドライボックスの利点は何よりその安さ。amazonや楽天とかでも、1000~2000円台で購入できるから、簡単に導入できるのがいいですね。
使い方も簡単。購入したドライボックスに「カメラの乾燥剤」を入れておくだけなんです。
乾燥剤は、HAKUBAやETSUMIさんが出してるモノを買っておけば問題ないかと。
ただ!一つ問題点が。。。
かくいう自分も、一度「ドライボックス×乾燥剤」でカメラ機材を管理しようとした事があって試してみたんですけど、全然ダメでした。笑
ドライボックスには湿度計がついてるんですけど、その湿度計が時間が経っても、うんともすんとも動きやがらなかったんですよ。笑
「おい!!全然効いてへんやん!!!」
って叫びました。笑
中の乾燥剤は湿ってたから、問題はドライボックスの方にあるはずだ。
どうやら聞くところによると、当たり外れもあるみたいです。あなたも購入時には気をつけてください。笑
ちなみに僕が購入したドライボックスは、、、
コレです。レビューを見ても当たり外れあるって感じですね。覚悟の上やったんですけどね。。僕のはハズレだったみたいすな。(今はただの物入れになっとります。笑)
ただ安い。笑
最強の守護神「防湿庫」
そんなドライボックスで失敗した俺を助けてくれたのが、この「防湿庫」。
もうね。はっきり言います。
「湿度対策で悩んでたら、コレ買っておこう」
防湿庫は間違いないです。ドライボックスと比べたら10倍以上の値段は余裕でしますが、買っていて損はありません。
使用方法もドライボックスよりも簡単。
希望の湿度を設定するだけ
さっきも言いましたが、カメラの管理はだいたい「湿度40~50℃」が理想と言われてるんで、その辺りに設定しておけば問題なし。夏の梅雨時に湿度計を覗いてみても、しっかりとその湿度をキープしてくれていたので安心っす。なんの心配もなく、カメラ・レンズを保管できます。
値段も、ドライボックスよりも高価なのはもちろんなんですが、サイズが小さいのなら1万円台で購入できるのもメリット。必要な機材だけ揃えてるカメラマンなんかは、それで十分だと思いますね。
オススメはコレ。自分も一台使わせてもらってます。コンパクトでもよく働く可愛いヤツ。いつもありがとう。
「簡単なカメラ・レンズの手入れ方法」と「オススメのアイテム」を紹介
はい。湿度の管理に関してはOKだとして、次は日々の「カメラとレンズの手入れの方法に」ついて。
いくら湿度の管理は大丈夫だとしても、それ以外の管理を怠ったら元も子のないですよね。笑
ただ、ここは湿度と違って目に見えるものなので、気にしてる人も多いと思います。でも、あまり考えずに適当に使ってしまいがちなので、今回は最低限の手入れ方法を話していこうと思います。
日々の手入れなので、そんな大層なモノは必要無いです。
・ブロワー&刷毛(写真左)
・レンズペン(写真真ん中)
・クリーニングクロス(写真右)
この3点さえ準備しておけばOKです。
オススメの「ブロワー&刷毛」と使い方
カメラの管理といえば、一番最初に思い浮かぶのはこのブロワーじゃないですか?
とりあえず持ってるって人も多いと思う。
なぜブロワーが必要なのかといえば、カメラやレンズって基本的に精密機械なんで、ホコリをタオルでざっと拭いたりするのはNGと言われてます。特にレンズのガラス面や、カメラの内部のセンサーなんかは絶対にNG。(個人的には、ボディの外側なんかは拭いてもいいと思ってるけど)
なので、ブロワーが必須アイテムなんです。ブロワーの他に刷毛なんかもあれば、ブロワーで飛ばせなかった、しつこいチリなんかも排除できます。
ここでおススメしたいのがコレ。
ブロワーと刷毛が同時に使える優れモノ。
もちろん、僕も愛用してます。さすが、安定のKenkoブランド。
まぁ使い方は説明するまでもないですね。
シュッとホコリを吹き飛ばすだけ。
そして、ここで豆知識。
センサーの部分は触れない方がいいから、基本掃除の対象からは外れてるんだけど、万が一ホコリが入ってしまった場合は、カメラを下に向けてブロワーでシュッとやってください。
オススメは三脚に添えて、固定して作業する方法。
ミスなくするにはこれが一番です。
レンズペンの使い方
次はこのレンズペン。初心者の人とかは、あんまり聞きなれない名前だと思いますが、とりあえず一本は用意しておくことをオススメします。(僕はカメラバッグに付属してたモノを使ってます。結構優秀なんです。笑)
ブロワーなどで飛ばせない、しつこい指紋汚れなどを一発で拭き取ってくれるのが、このレンズペン。レンズのガラス部分なんかをタオルとかでゴシゴシするのは、基本NGなので、これでキュキュっとしてやれば、大概のものは落とせます。
これが、かなりレビューも高くてオススメみたい。僕も今使ってるのダメになったら、これを購入しようと思ってます。
クリーニングクロスの使い方
クリーニングクロスといえばかっこいいですけど、要するにメガネ拭きですね。
メガネかけてる人は、一枚は手元にあると思うので、それを使ってくれてOKです。気をつけて欲しいのが、きっちりと洗濯をしてから使ってくださいって事。(僕はよくうっかり忘れてしまいます。笑)
後、レンズのガラス部分を拭く場合などは、ブロワーでホコリを一通り落としてから使わないと、傷つけてしまう可能性があるので気をつけてください。
まとめ
こんな感じで、カメラとレンズを管理してもらえれば間違いないです。
一つ一つの商品は結構安いモノも多いので、すぐに用意できるかと思いますよ。怠ってる人は即実施しましょう。
手入れも10~20分もあれば終わるはず。
ご参考までに!