Gyo-shin「Colour Blind」MV制作のウラ側を公開!
京都で活躍するラッパー「Gyo-shin」のソロ曲「Colour Blind」のMVを制作させていただきました。
まずは完成した映像をどうぞ。
今回は、というか毎度の事ながら体当たり的な撮影が多かったですね。街ブラで撮影するのは基本的に体当たりロケを敢行することが多いんです。もちろん多少は土地勘がないと現場で焦るんで、ロケハンはするんですけど、今回は京都ということで馴染みある場所でその問題もなくいけた感じです。
では、ぼちぼち話していきます。
使用機材
今回使用した主な機材たちは以下の通り。
・カメラ×2(Lumix GH5、Lumix G8)
・レンズ(ズームレンズ、単焦点中望遠レンズなど)
・DJI Ronin-M(スタビライザー)
・Nanguang CN-Luxpad43 ×2(LEDライト)
タイトルシーンなどで使った、
街を歩くシーンはDJI Ronin-Mを使用。
これを使ったシーンでは浮遊感を出したかったので、少しの手ぶれも嫌だったんです。カメラの手振れ補正機能がいくら強くなったと言っても、歩いてる感覚はどうしても残ってしまうんで、それすらも避けたかった。
この機材は、そんなに使うことないんですけど、こういう時に使えますよコレ。セッティングも簡単だし、扱いやすいし。ただ重いけど(笑)長いこと使用したら腕ええ感じにパンパンなるんですよね。笑
で。暗い部屋での撮影シーンでは、LEDライトのNanguang CN-Luxpad43を使用しました。
コイツは超優秀っすよ。値段もそれなりに安く、ACケーブルに繋いで電池の残量気にせず撮影もできるし、大きい割に軽くて扱いやすいし。今回2台使用したんですけど、もう一台欲しいくらいですね。買って正解の品。おすすめです。
絵コンテ
次は絵コンテ。いつも絵コンテを描くときは、割と詳細に描くことが多いんですけど、今回は演者とのセッションのような感覚で撮っていきたいと思い、いつもと少し違ったアプローチで制作しました。
シナリオ作りの段階で、だいたいの大枠を決め、どのような演出をするのかを決める。その後、絵コンテ作成で大体のシーンの展開をイメージして作成。あとは現場の演者とのセンションという感覚で撮影に当たりました。
実際の現場では、その軸を失わずに、インスピレーションを頼りに撮影をすることができたかと思います。今までのカタを崩した挑戦的なやり方でトライしてみたけど、すごい楽しくて、同時に学びも多かったと思います。
このやり方めっちゃ好きだなー。
やっぱ映像制作は奥が深いな。
カラーグレーディング
映像の演出を決めるカラーグレーディングについては、結構こだわって制作しました。タイトルが「Colour Blind」ってなだけに、アーティストの方も結構こだわりがあったみたい。
今回は、フィルム映画のような色調で少し青みがかった色合いに、随所にモノクロを散りばめ、曲の持つ「世界観」を伝えようと思いました。
あまりこういう説明好きじゃないんですけど。なんか恥ずかしいし。。笑
さいごに
まぁざっくりとこんな感じで、このGyo-shin「Colour Blind」のMusic Videoを制作させていただきました。ホンマに思うんですけど、作るたびに新しい発見がありますね〜。常に同じやり方じゃなく、その時その時に適したやり方で作れるようになったら、幅広く色々なモノが作れるような、そんな気がしております。