東京の映像祭「ASK?映像祭2020」にお邪魔してきました。
一泊2日で東京へと行ってきました。
先日参加させていただいた映像祭に行くために。
運よく入選もできたし、コロナでちょっとだけ怖いけど、せっかくだし小旅行気分で大阪から東京まで足を伸ばした。
映像祭の会場は東京の京橋にあるart space kimura ASK。本来なら授賞式やパーティなども用意されているらしいけど、今回はコロナの事もあってループ上映だけとの事でした。一週間の映像祭です。
入選・入賞した作品全てじっくりと観賞させていただきました。思った通り、僕の作品を除く他の全てがアニメーションの作品で、それも独特の世界観溢れる作品ばかりだった。
その中で僕の作品も上映してくれていた。小さく感動した。
オフラインの映像祭というのに参加するのが初めてで新鮮だったというのもあるかもしれないけど、会ったこともない知らない誰かが、こうやって観てくれているんだなぁと思うとじんわりと嬉しさが込み上げてきた。
YoutubeやSNSでも、同じ様に知らない誰かが観てくれたりしてるものだと思うけど、リアルな上映という形で流してもらえるというのは、やっぱり嬉しい。
フラッシュを焚かなければ写真撮影もOKとの事だから、嬉しくなってパシャパシャと何枚か撮らせていただいた。
帰り際に館長の木邑さんに、なぜ僕の作品を選んでいただけたんですか?と野暮な事を聞くと「この映像は貴重だよ」と落ち着いた優しい声で言ってくれた。「貴重かぁ」と頭の中で呟きながら、会場を出る。ベタっと身体にまとわりつく湿度が、僕を現実に引き戻してくれた気がした。
従来通りに授賞式とかパーティがあれば、いろんな作家さんと話ができて楽しかったとは思うけど、今回みたいに落ち着いた上映会も悪くない。一つ一つの作品に集中できるし、本当にゆっくりとさせていただいた。
その後は、東京に住んでいる20年来の友人とお酒を飲んだ。昔話や、今の話を5時間近く話し合って、小さい約束だけ交わして解散。次の日には若干二日酔いのまま新幹線に乗り、大阪へと帰りました。
良い映像祭。良い休日でした。