「感謝」の結婚式オープニングムービー。お世話になった方々へ。
先日のブログでも執筆していた、友人の結婚式のオープニングムービーが完成しました。
結婚式オープニングムービー
『母校へ。そして未来へ。』
この作品は、個人的に映像クリエイターとして、ものすごく学びが多かった撮影になったかなと思います。新郎である友人も最初は「やりたい事とかは特にハッキリとはしてないんやけど、作品として良いものを作って欲しい」って言われてて。
ヒアリングの際に「感謝」ってキーワードが一番ワードとして頭の中に残ってたから「よし!こんな感じのシナリオで行こう!」ってなったんですよ。自分が思い描く「美しさ」と、被写体である新郎新婦さんが歩んできた「人生」を掛け合わせたいって思ってて、それを「感謝」って言葉が結びつけてくれた感覚で。
大まかなシナリオは、そのヒアリングの時にザックリとイメージはできてて、その時に共有していたから撮影まではスムーズにいったかな。ただ、絵コンテはやっぱり準備の中では一番時間がかかった。毎回なんだけど。笑
今回の絵コンテを作成する上で、個人的に一番大事にしたいなと思ったのが「2人の表情」やったんです。それぞれが歩んできた、その人生を思い出す時の「照れ臭そうな表情」や、その話を聞いている時の「優しい表情」。これからの2人の事を話す時の「希望に満ち溢れた表情」。
それ以外にも顔の表情だけじゃなく、話しをしている時や、聞いている時の、手や足の動きもその人の心情を写してるから、それすらも映し出したかった。見逃したくなかった。
だから、絵コンテでもそういった『表情』が映し出せる位置をしっかりと念頭に置いて作成する必要があったですよ。「演出」を軸に。「構図」の事も考慮しながら。
あとは、初歩的な事やけど、2人を撮影する時にイマジナリーラインを忘れへん事も大切やったね。「イマジナリーライン」ってのは、2人が会話していると言う事を一目で分かるようにする為の見えないラインの事で、要するに「撮影の際のカメラの位置を考えなはれ」って事で、映画の世界とかでも使われてる言葉です。
で。完成したのがこんな感じの絵コンテです。一部だけ公開します。絵は下手なのはご愛嬌って事で許して下さいませ(笑)絵コンテに絵の上手さは別にいらんのです。笑
こんな感じで、映像制作の時は書いてます。真っ暗な部屋で、デスクライトだけつけて。(根暗か!笑)
撮影の方は二日間に渡って撮りました。一回目が「開智高等学校」での撮影で、ここは前々回の記事に書いております。で、二回目が自分の母校でもある「上宮太子高等学校」で撮影やったのです。懐かしや。(開智高校での撮影のブログ記事→「人の思い出に触れたような感覚」結婚式オープニングムービーの撮影に、とある学校へ行ってきました!)
しかし、ここでまさかの事態に。。。撮影日が完全にド平日やったんで、授業が終わってからでしか教室内で撮影できないというビックリ展開に。。演出上、夜暗くなる前に、撮影を終わらせないといけないんで、撮影時間がかなり短くなってしまうという。。。
「マ、マジか!」って内心叫んでました。笑
授業が終わって教室の掃除が終わったのが、16時30分頃。で、その日は間も悪いことに天気も曇りで、暗くなるのも早いという追い討ちも。笑
結果的になんすけど、暗くなったのが確か18時頃で、何とかギリギリで撮影が終わりました。内心「ホッ」としたしました(笑)新郎新婦さんも、心身ともに凄い良い感じのコンディションで撮影迎えてくれてスムーズに撮影できました。
その後、編集から納品まで何の問題もなく終わり安心安心。結婚式も無事に終わり、最後に新婦のメグミさんからこんな有難いお言葉をいただきました。。
あとで、健介(夫)に見せてもらったのですが、字幕版も、個人的にはすごく好きでした!そして私自身はもちろん、周りの式に来てくれていた友達も式が終わってから、あんなオープニングムービー初めてみたけど感動した、お母さんもあれ見てからのメグミらの登場やったから色々思い出してこみ上げるものがあった、と言ってました。
永久保存版です!ほんまにありがとうございました!!一生の思い出です!
な、涙が。。。
こんな事言ってもらえるのは、もう「映像作家、冥利に尽きる」を超えて「生まれてきて良かった!生きてて良かった!」レベルの話ですね。2人の人生の門出の大切な瞬間を共に過ごせて、光栄でした。
こちらこそ、心からの感謝です。その言葉を胸に、精進いたします。